家づくりの考え方

集合住宅の種類と特徴を徹底解説!マンション・アパート・団地・テラスハウスの違いとは?

「集合住宅」と一口に言っても、マンション・アパート・団地・テラスハウスなど、さまざまな種類があります。それぞれ構造や住み心地、家賃相場、住人の層などが異なり、自分のライフスタイルに合った住まいを選ぶことが大切です。

集合住宅とは?

集合住宅とは、1つの建物または敷地内に複数の世帯が住むように設計された住宅の総称です。
一戸建てと違い、共有のエントランスや廊下、上下左右の住戸が隣接しているのが特徴です。

代表的な種類には以下のようなものがあります。

  • マンション
  • アパート
  • テラスハウス
  • 団地
  • コーポ/ハイツ など

1. マンション

定義:鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)など、堅牢な構造で建てられた中高層の集合住宅を指します。

特徴:

  • 耐震性・遮音性が高く、気密性にも優れている
  • エレベーターやオートロック、防犯カメラなど設備が充実
  • 管理組合があり、共用部の維持管理が行われる
  • 分譲・賃貸どちらの形態も多い

こんな人におすすめ:静かで快適な生活を重視したい人、資産価値を重視する人。

2. アパート

定義:木造や軽量鉄骨造で建てられた、2〜3階建て程度の比較的低層な集合住宅です。

特徴:

  • 建築コストが低く、家賃もマンションより抑えめ
  • 遮音性・断熱性は構造によって差が大きい
  • 小規模物件が多く、地域密着型の管理会社が多い

こんな人におすすめ:家賃を抑えて一人暮らしや同棲を始めたい人。

3. テラスハウス

定義:隣と壁を共有しながらも、各住戸が独立した玄関と専用庭を持つ長屋形式の集合住宅。

特徴:

  • 上下階を自分で使うため、上階・下階の音トラブルが少ない
  • 一戸建て感覚で暮らせる
  • 2階建てが多く、ファミリー層に人気

こんな人におすすめ:戸建て感覚を味わいたいが、家賃や立地を重視したいファミリー層。

4. 団地

定義:公的機関(UR、自治体など)が計画的に開発した大規模住宅群。建物が複数棟あり、広い敷地内に緑地や公園が整備されている。

特徴:

  • 共用スペースが広く、子育て世帯にも人気
  • 築年数が古いものが多いが、家賃が手頃
  • 近年はリノベーション団地や「UR賃貸」も注目

こんな人におすすめ:落ち着いた環境でゆったり暮らしたい人、自然やコミュニティを大切にしたい人。

5. コーポ・ハイツなど

正式な建築上の区分ではありませんが、「○○コーポ」「○○ハイツ」「○○メゾン」などは、一般的に木造・軽量鉄骨の小規模アパートを指します。名前の違いはオーナーの好みや印象づけのためにつけられることが多く、構造的にはアパートとほぼ同じです。

集合住宅の選び方のポイント

  • 静かさ・遮音性:マンション>アパート>テラスハウス(上下なし)
  • 家賃相場:アパート・団地が比較的安価
  • プライバシー:テラスハウスやマンションが優位
  • アクセス:マンションは駅近に多く、団地は郊外が中心

まとめ

集合住宅には、それぞれ異なる魅力と特徴があります。
防音性や利便性を求めるならマンション、コストを抑えたいならアパート、戸建て感覚ならテラスハウス、ゆったりした環境を重視するなら団地が候補になるでしょう。

自分や家族のライフスタイル、通勤・通学、将来設計を踏まえて、最適な集合住宅を選ぶことが大切です。