家づくりの考え方

新築でもホームインスペクションは必要?実際に家を建てる前に調べてみた

新築なのにホームインスペクションって必要?

SNSで家づくりのアカウントを見ていると、たまに出てくる「ホームインスペクション」という言葉。

自分もそこで初めて知りました。

簡単にいうと、施工会社とは別の第三者に家をチェックしてもらう住宅診断のことです。

最初に知ったときは、

「新築なのに、そこまでやる必要ある?」

と思いました。

ハウスメーカーや工務店でも当然検査はするでしょうし、施工会社からしたら、外部の人を連れてきて細かくチェックされたらあまりいい気はしないんじゃないか。

変にクレーマーみたいな施主だと思われるのも嫌です。

ただ、数千万円払って建てた家で、引き渡し後に雨漏りが見つかったり、見えるところの施工が雑だったりしたら、それはそれで絶対後悔する。

我が家もいずれ注文住宅を建てる予定なので、実際のところホームインスペクションは必要なのか調べてみました。

そもそもホームインスペクションとは?

ホームインスペクションは、住宅に詳しい第三者に建物の状態を確認してもらうサービスです。

「住宅診断」「第三者検査」などと呼ばれることもあります。

中古住宅で使うイメージが強かったのですが、新築でも利用できます。

完成した家を引き渡し前に見てもらう方法もあれば、基礎や構造、断熱材など、完成すると見えなくなる部分を工事途中で何度か確認してもらう方法もあります。

どこまで見るかは依頼する会社やプランによってかなり違います。

新築なら施工会社の検査だけで十分じゃないの?

ここが一番気になりました。

ホームインスペクションについて調べると、「施工ミスを見つけるために第三者検査を入れたほうがいい」という話が結構出てきます。

でも、新築住宅ってそもそも何も検査されていないわけではありません。

施工会社自身のチェックもありますし、建築確認や完了検査などもあります。

さらに新築住宅については、「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」に問題があった場合、施工会社や売主が引き渡しから10年間責任を負う仕組みがあります。

だから、

「ホームインスペクションを入れなかったら何の保証もない」

というわけではありません。

ここは調べる前に自分が少し勘違いしていたところです。

それでも第三者に見てもらう意味はありそう

それならホームインスペクションはいらないのかというと、自分はそうとも思いませんでした。

完成した家を自分でチェックする「施主検査」があったとしても、住宅の素人である自分がどこまで分かるのかという問題があります。

クロスの傷や汚れなら見つけられると思います。

でも床下を見て、

「この施工で大丈夫」

と判断できる自信はまったくありません。

屋根裏も同じです。

数千万円の家を買うのに、最後のチェックを自分だけでやるのも少し怖い。

施工会社を信用する・しないというより、単純に見る人を一人増やすくらいに考えたほうがいいのかもしれません。

自分が特に怖いのは雨漏り

施工不良で何が嫌かと考えると、一番は雨漏りです。

クロスが雑だったり、内装に傷があったりするのも嫌ですが、まだ目で見て気づけます。

雨漏りはそうはいきません。

気づかない場所から水が入って、しばらくしてから発覚するようなことはできれば避けたい。

ちなみに、新築住宅では雨水の浸入を防止する部分について10年間の瑕疵担保責任があります。

それでも、問題が起きてから保証で直してもらうより、引き渡し前に分かるものなら分かったほうがいいです。

保証があることと、不具合が起きても気にならないことは別なので。

完成時だけじゃなく、工事途中でも検査できる

ホームインスペクションについて調べていて意外だったのが、完成後だけではないことです。

たとえば、

  • 基礎工事
  • 構造部分
  • 防水工事
  • 断熱材の施工
  • 完成・引き渡し前

など、工事の進み具合に合わせて何度かチェックしてもらうサービスがあります。

確かに理屈は分かります。

壁を貼ったあとでは断熱材がどう施工されているか見えません。

完成したら隠れてしまうところこそ、工事途中で見てもらったほうが安心です。

ただ、ここまでやるかというと自分はまだ迷っています。

何度も第三者検査を入れるのはちょっと気が引ける

これは完全に自分の性格の問題ですが、工事現場に第三者を何度も連れていって、

「あそこがダメです」

「ここも直してください」

となるのは、ちょっと気が引けます。

もちろん、お金を払って家を建ててもらう以上、必要な指摘を遠慮する必要はないと思います。

でも現場の人たちとはできれば良い関係で家を建てたい。

「この施主めちゃくちゃ細かいな……」

と思われるのも嫌です(笑)。

さらに工事途中から何度も検査すると、当然費用も上がります。

数十万円かかるとなると、

「そこまで必要かな?」

という気持ちも出てきます。

このあたりは実際にお願いするハウスメーカーや工務店が決まってから、その会社がどんな検査をしているのかも聞いて判断したいと思っています。

引き渡し前の検査ならやってもいいと思っている

一方で、完成後の引き渡し前に一度チェックしてもらうくらいなら、今のところかなりやりたい寄りです。

戸建て住宅のホームインスペクションは内容によりますが、数万円程度から依頼できるサービスがあります。

仮に5〜7万円くらいで専門家に一通り見てもらえるなら、自分は払ってもいいと思っています。

数千万円の家を買うと金銭感覚がおかしくなりそうですが、5万円も普通に大金です。

それでも、引き渡しの日に自分が30分くらい家の中をウロウロして、

「たぶん大丈夫!」

で終わるよりは安心できます。

ホームインスペクションを入れたら絶対安心、でもない

ここも調べていて大事だと思ったところです。

ホームインスペクションをしたからといって、家の不具合を100%見つけられるわけではありません。

完成後の検査なら、すでに壁や天井で隠れている部分もあります。

依頼する会社によって検査範囲も違います。

「ホームインスペクションを入れた=絶対に欠陥のない家」

ではないです。

依頼するときは金額だけで比較せず、

  • 床下まで入って確認するのか
  • 屋根裏はどこまで見るのか
  • どんな機器を使うのか
  • 写真付きの報告書をもらえるのか
  • 指摘事項について施工会社に説明してもらえるのか

あたりまで確認したほうがよさそうです。

我が家はどうする?

今のところ、

「引き渡し前のホームインスペクションはやりたい。でも工事中から何度も第三者検査を入れるかはまだ分からない」

というのが自分の結論です。

工事中の検査については、ハウスメーカーや工務店が決まったときに、

「どのタイミングで、誰が、どんな検査をするのか」

をまず聞いてみます。

その内容を見て、それでも第三者に確認してもらいたいところがあればお願いする。

それくらいでもいいのかなと思っています。

ホームインスペクションを入れること自体が目的ではないですからね。

できれば施工会社とも現場の職人さんとも気持ちよく家を建てたい。

でも、遠慮した結果、何十年も住む家で後悔するのも違う。

このあたりのちょうどいい落としどころは、実際に住宅会社選びが始まったらもう一度考えてみます。